九九を自分で作った子
2の段,3の段と「数の学習盤」を使って,並べたブロックを数えてかけ算の答えを求める学習をしていました。九九を唱えることが難しい自閉症の男の子(①とは違う子です)の学習でした,学習の方法は,3の段では,「数の学習盤」の左端の枠にブロックを3個並べて,3×1=3。左端から2番目の枠にブロックを3個並べて合計6個。3×2=6と並べたブロックを数えて答えを出し,3の段の九九を完成させました。驚いたのは,4の段のかけ算を同じように学習していた時でした。4×5ぐらいの時に,ブロックを4個並べずに左から5番目の枠を指を指しながら4回数えているのでした。その後,嬉しさの笑みを浮かべて,ノートに4×5=20と書きました。ここでは,4×4=16に4をたして求めたというより,17,18,19,20と数え足しの方法で求めたように思いました。しかし,そのうちに,4×5=20の答えを「数の学習盤」を使わずに,ノートに書いた4×4=16を見て,16に4をたして4×5の答えを求めるようになりました。それからは,6の段でも6ずつ足していく方法で6×9=54まで求めました!!